悪い食べ合わせを避けるには

悪い食べ合わせを避けるには!?


食に関する言い伝えのひとつである「食べ合わせ」は、日本のみならず世界中にある食習慣のひとつです。
料理をより美味しくするものもあれば、一緒に食べることが好ましくないと言われるものもある「食べ合わせ」。この食に関する組み合わせを、詳しくみていきましょう。

これだけは知っておきたい 要注意の悪い食べ合わせとは

天ぷらとスイカ

天ぷらを食べてデザートにスイカなんてシチュエーションがもしあったなら、そのときは要注意です。
天ぷらのような油分が多い料理はもともと消化に良くないのですが、そこに冷やしたスイカの水分が加わることで、胃の負担が増加すると言われています。
水と油が混ざり合わないように、相性の悪い食べ合わせの典型といえるでしょう。

秋刀魚と漬物

こちらは発がん性物質であるニトロソアミンが生成されてしまうという食べ合わせです。メカニズムとしては、秋刀魚を焼くと生じるジメチルアミンという物質が、漬物の野菜などに含まれる硝酸塩と反応するというものです。

しかしジメチルアミンは秋刀魚以外の焼き魚でも生成されますし、硝酸塩も発色剤として使われる一般的な食品添加物で、ハムやソーセージなどの発色剤もたいていこの硝酸塩です。

発がんリスクとの関連を示す明確なデータがあるというわけではありませんから、ことさら注意する必要はないのかもしれません。

ベーコンとほうれん草

こちらもほうれん草の硝酸とベーコンの食品添加物が発がん性物質を生成してしまうというもの。発がんリスクとの関連を示すデータはありませんが、可能性として危険性はあります。

さらにベーコンに含まれるリン酸には、ほうれん草に含まれる鉄分やカルシウムの吸収を阻害する可能性も指摘されています。

対応方法としては、最初にベーコンを軽く茹でて、リン酸をある程度抜いてから調理を始めることです。
ベーコンとほうれん草のソテーはパスタなどでも使われる定番メニューですから、ひと手間かけることで安全な食べ合わせにすることが大切です。

胡桃とアルコール

ナッツをおつまみにしてビールやハイボールを飲むことは、日本中で行われていることではないでしょうか。しかしそのナッツに含まれる胡桃には、血圧上昇効果をもたらす成分が含まれています。

アルコールを摂取しながら血圧を上昇させるということは、自ずとのぼせやすくなることが考えられます。

もちろん、人によって効果に差があることや、血行が良くなるからかえって良いという人もいますが、お酒を飲んでのぼせたようになる人には、お勧めできない食い合わせと言えるでしょう。

スイカとビール

夏場にビールをたらふく飲んだ後、デザートにスイカを豪快にいただくというシーンは、意外とありそうな気もします。

どちらも暑い夏の日に、キーンと冷えた状態でいただきたいものですが、このふたつはどちらもほとんどが水分でありながら、強い利尿作用があるのです。

つまり飲んでも食べてもトイレに行きたくなり、気が付かないうちに脱水症状が進行したり、ビールの過剰摂取によって急性アルコール中毒を引き起こす可能性も考えられます。いずれにしろ、注意が必要といえるでしょう。

カニと柿

古代中国の有名な薬学の本にもその記載があり、実際にこの食べ合わせが原因で国王が亡くなったという言い伝えも残っているほどです。

カニはそもそも傷みやすい食材ですが、そこに消化に悪い柿が加わると、相性は最悪になるということのようです。また、カニも柿も身体を冷やす効果がある食材であることが知られており、そのことが健康上のさまざまな悪影響を生じさせる可能性が考えられます。

海の食材と山の食材である両者を引き合わせるには、それなりの時間やコストがかかることも、戒めの理由となっているのでしょう。

詳しくはこちらの記事へ→餅を喉に詰まらせてしまったら!?

本当は大丈夫?悪いと言い伝えられる食べ合わせの真実

ウナギと梅干し

古くから伝えられている悪い食べ合わせの代表といえるのが、このウナギと梅干しです。

ウナギには独特の脂っこさがありますが、これと梅干の強い酸味が刺激し合うことで、消化不良を起こすと言われており、実際、この食べ合わせを避けている人は多いようです。

しかし、実際には梅干しの酸味が消化能力を助けることが知られており、味覚としても相性が良いことから、近年「むしろ良い食べ合わせ」として認められるようになりました。

おこわとフグ

「おこわ」とは赤飯のことであり、フグとともに昔は高級食材とされてきました。これらを同時に食する行為自体が贅沢の極みとされたのです。

実際には食の相性としての問題はなく、普通に美味しい食べ合わせなのですが、やはり贅沢を戒める意味合いで、現代でも避けられることが多い食べ合わせのひとつです。